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総合防災訓練

本日、大沼小学校にて「第33回大沼学区総合防災訓練」が実施され、EVERY1職員も参加させて頂きました。今回はその内容をレポートさせて頂きます。

 

<展示品見学>

体育館では実際に災害現場で使用されている機材・備品の展示がありました。簡易トイレやパーテーション、段ボールベッド等の備品や、新聞紙やチラシを使ってできるスリッパやお皿の展示がありました。

<消火訓練>

実際に消火器を使い、天ぷら火災を想定した消火訓練を行いました。

取っ手を持ち→ピンを抜き→ホースを持ち→箒で掃くように手前から消火液を撒くのですが、ホースが上手く外れず、消防士の方に詳しいやり方を教えて頂きました(ノズルの部分を下から押し上げるようにすると、スムーズにホースが取れます)、進行の方が「見ていると簡単そうで(訓練を)やらなくても大丈夫と思いがちですが、実際にやってみると意外と難しい」と説明していましたがその通りだと思いました。

<ビデオ上映>

東日本大震災の津波の様子のビデオ上映と共に、今年9/8の台風により被った水害写真の掲示・説明を受けました。

<心肺蘇生・AEDの使い方と実演>

救急隊員の方から、心肺蘇生方法とAEDの実演説明があり、その後一人一人胸部圧迫方法の訓練を行いました。想像より胸の圧迫部分が上で、胸部も硬く、結構なスピードで圧を掛け続けないと駄目なのだと勉強になりました。

<煙道体験>

煙体験ハウスを使っての煙道体験を行いました。ハウスの中には、白色の(カーテン的な)仕切りが3つあるのですが、想像以上に視界が全て真っ白で煙と仕切りの区別がつかず、ハウスの外から消防隊員の方が「こっちですよ」と呼んで下さるのですが、それすらどこから呼ばれているのか分からず、入口から出口まで、たった数メートル移動するのに数分かかってしまいました。煙に巻かれる怖さを体験できました。

<大声発声訓練>

今回の訓練は小学校の児童さんと地域住民の方々の合同訓練ということで、数名の代表者が災害時を想定し、どれだけ大きな声で周りに周知し助けを求められるか、ゲーム形式で競いました。1位は100デシベル超えの大変素晴らしい掛け声で、会場も盛り上がりました。

<バケツリレー>

実施に火災と発煙筒をあげ、児童さんと地域住民の方々全員で大きな輪になりバケツリレーを行いました。

素早くバケツを運ぶために、取っ手の脇を持ち→次の人は取っ手の上を持ち…と交互に持つ場所を変えるのだと説明を受けました。いざリレーが始まると、目まぐるしいスピードでバケツが運ばれてきて、必死に隣の方にバケツを渡しました。

 

総じて、「実際にやってみること」の大切さを学べました。

私たち福祉サービスに従業する者が、災害にあった場合どう動くべきかを社内で検討する手がかりを掴めた訓練となりました。今後の安全計画に基づいた社内研修に活かして参ります。

また、普段地域の方々との交流は中々難しい現状ですが、本日の訓練を通じて実際の体験のお話などを交え沢山交流することも叶い、素晴らしい経験をさせていただきました。